HOW TO — 4 / 6
AKARI Video はあなたの作品を専用アプリの中に閉じ込めません。すべて普通のファイルとフォルダとして PC に置かれます。このページは「どこに何ができて、誰がそれを触るのか」の一枚地図です。バックアップと引っ越しの答えもここにあります。
1 — 3 つの場所
/Applications/AKARI Video.app
~/.akari/cli/
エンジンと道具一式(アプリ版と CLI 版)。誰も中を触らない。アップデートで丸ごと新しくなる。消えて困るものは入っていない。
~/.akari/
~/.akari/credentials.env
更新のキャッシュ・道具・設定、そして API キーなどの資格情報。アプリだけが触る隠しフォルダ。秘密情報はここに隔離され、作業場には混ざらない。
~/Akari/
作品と記憶のすべて。触るのはあなたと AI。アップデートで壊されない。バックアップはここだけで OK。フォルダ 1 個で自己完結。
ゲームで例えると——本体はゲーム機とソフト(買い替えても平気)、マシンの状態は本体設定(アカウントなど)、作業場はセーブデータ(これだけが宝物)。
Windows の場合も同じ 3 分割です。作業場の既定は C:\Users\<名前>\Akari\。「ドキュメント」ではなくホーム直下なのは、OneDrive の自動同期に動画素材が吸い込まれるのを避けるためです。
2 — 誰が書いてよいか
作業場の中のファイルは「誰が書いてよいか」で 4 色に分かれます。この色分けが AKARI Video の信頼の仕組みそのものです。
いちばん大事なのは緑: あなたが撮った素材(inbox/ とプロジェクトの assets/)に、AI は書き込みません。紫は「AI がタイプして、あなたが OK を出す」共同執筆——設定ファイルを自分で書く必要はありません。
3 — 作業場の中身
~/Akari/ のツリー作業場は初回起動時にアプリが自動で作ります(あなたがフォルダを掘ることはありません)。中身はこうなっています:
アプリの画面でふだん目にする単位は「プロジェクト」と「チャンネル」だけです。仕様の正式名は「作業場(creator-root)」——詳細は GitHub の契約文書へ。
プロジェクトにも作業場にも属さず、マシンの ~/.akari/ に置かれるものもあります。
~/.akari/playbooks/ — 手元の作り方とテンプレートの棚。Lab から入れた作り方の例もここに入ります。作り方から始めるときは「チャンネルの棚 → 手元の棚」の順で探します~/.akari/kits/ — Lab から入れたキット(出どころの印)の台帳と実体~/.akari/assets/ — 作業場がないときの、自分の素材の置き場(作業場があるときは作業場の library/)4 — 動画 1 本の中身
動画 1 本 = フォルダ 1 個。必要なものが全部この中に入っているので、単体で移動・共有・削除できます。
.akari/ の中の主なもの| 場所 | 役割 |
|---|---|
| .akari/intake.json | 進め方(やること・尺・おまかせ度)と、動画の中身の言語 |
| .akari/manifest.json | 依存の目録。何がどの版で関わっているかを持つ(akari project sync / check) |
| .akari/events/ | 節目の記録。「続きから」の合図と、AI の「やったこと」・確認待ちがここに残る |
| .akari/memory/ | このプロジェクトの記憶(単語帳など) |
| .akari/reports/ | 検証の証跡・レポート(消さない) |
| .akari/cache/ | サムネ・プロキシなどのキャッシュ(消えても再生成される) |
複数の場面に分けたいプロジェクトは scenes/ を持てます(akari project scene add <id>)。各シーンは 1 本のプロジェクトと同じ構成です。全項目は GitHub のプロジェクト構成に。
5 — 消してよいもの
akari clean容量が気になったら、プロジェクトのフォルダで akari clean を実行します。削除できるもの・残すもの・判断を預けるものが容量つきで一覧され、既定では何も消しません(承認したあとも、削除できるものだけを消します)。
.akari/cache/・.akari/render-tmp/・.akari/diffs/ の中身、書き出しの中間ファイルedit.json・captions.json・review.json・assets/・planning/・納品用の exports/*.mp4・.akari/reports/・.akari/events/assets/ の元素材は履歴に入りません)6 — 引っ越し・バックアップ・取り込み
~/Akari/ を新しい PC や外付け SSD にそのままコピーすれば移住完了。アプリを入れ直して場所を教えるだけ。バックアップも同じで、このフォルダを丸ごと取ればよい。
お試し利用なら、どこか適当なフォルダにプロジェクトを作って使えます(導入のターミナル手順がこれ)。ただし作業場をまたぐ機能(一覧・チャンネルの記憶など)は効きません。
外で作ったプロジェクトも、フォルダごと videos/ に移せば作業場の仲間になります。移動だけ、変換なし。アプリの「このプロジェクトをチャンネルに入れる」からもできます。
API キーなどの資格情報はマシンの状態側(~/.akari/credentials.env)にだけ置かれます。作業場は丸ごと共有・バックアップしても秘密が漏れない設計です。